東・東南アジアの有名な ウェブショッピングサイト(ショッピングモール/EC サイト)を集めました!
前回(東・東南アジア各国のEC(電子商取引))は EC の状況をざっくりまとめてみましたが、その時 WEB ショッピングサイトの情報もちょいちょいあったので、別途こちらでまとめてみました。
といっても、とりあえずどんな WEB ショッピングサイトがあるのかだけでも、調べるのが大変でした。単純に「通販サイト」ってだけなら簡単に見つかるのかな?とは思いますが、一応「有力•有名」という基準の元で集めましたので。意外にネット上に日本語で情報が転がってないんですよね。
ちなみに、Amazon、eBay、Yahoo!(ショッピング)などの超大手は、多くの国に専用ドメインを持っていますので、基本的にここでは載せない方針です。
中国の有名ウェブショッピングモール
阿里巴巴(アリババ)
- 世界最大級の仕入れ(BtoB)サイト。
- www.alibaba.com www.alibaba.co.jp もある。
- グループ会社にショッピング関連でいうと淘宝網(タオパオワン)と支付宝(アリペイ)がある。
慧聪网(エソウ)_中国领先的B2B电子商务平台、电子商务网站
こちらも仕入れ(BtoB)サイト。
新浪商城_新浪网(シンランワン)
- 「Yahoo!JAPAN」のような位置づけとして利用されているポータルサイト「新浪網SINA.COM(シンランワン)」と紐付いている。(シンランワンは台湾や香港にもサイトがある。)
- 高額の出店費用が発生し、出店審査も厳しいため、著名企業を中心に1000店ほどしか出店できていない。それ故(そのおかげ?)中間層~富裕層の利用者が多いとされている。
商品点数と価格の安さが売りで、出店サイトの信頼性のあまり高くないと言われる淘宝网(タオバオワン:後述)に比べると、逆の性格のモールの様ですね。
日本のファッションブランドの商品を提供するECサイトが2008年に開設されているようです。
参考:日本館
当当网(ダンダンドットコム) – 全球最大的中文网上书店&购物中心
- 中国BtoCサイトにおけるシェアは50%で、良く利用されている
卓越亜馬遜(joyo Amazon.cn)
- 2000年に金山軟件有限公司により卓越網として運営を開始
- 2004年にAmazon.comにより買収され、2007年に現在の名称に変更。
手机门户 – 北斗手机网 – www.139shop.com
京东商城-中国专业的电脑、手机、数码、家电、日用百货网上购物商城
淘宝网(タオパオワン) – 淘!我喜欢
- 個人間取引(CtoC)サイト。(日本のオークションサイトに近い)
- 実態は様々な中小企業が出店、日本の商品も多く出品されている。
- アリペイ(支付宝)という決済システムを利用可能
- 中国EC全体の8割と圧倒的なシェア(2008年の取引総額が約1.2兆円)
- 出店費用が無料となっており、審査も基本的には必要とされない。
易趣网(イーチネット) – 品质网购,乐在易趣
台湾の有名ウェブショッピングモール
Yahoo!奇摩拍賣
- 2004年Yahoo!taiwanが「奇摩」を買収してひとつになった。
PChome Online 網路家庭
- PChome Onlineというポータルサイト以下に、「24h購物」「商店街」などのショッピングサイトがぶら下がっている。
- eBeyが2006年に台湾のサイトを閉鎖、PChome Onlineと提携。
博客來網路書店歡迎您
- 台湾ネット書店大手。
- 統一グループに属する。(統一グループには台湾のセブンイレブンが含まれるので、注文したものを台湾セブンイレブンで受け取ることも可能らしい。)
韓国の有名ウェブショッピングモール
Gmarket
- 2009年eBayにより買収された。
Auction
- 韓国の有名オークションサイト。
eBayは韓国2位のオープンマーケットサイト「Auction」の株式99%も保有している。GmarketとAuctionを合わせたシェアは約90%以上に達するため、今回の買収劇で韓国のオープンマーケット業界は、ほぼeBayの手中に収まることとなった。
ベトナムの有名ウェブショッピングモール
123mua | Cùng mua Cùng bán
- BtoC
1001shoppings
- BtoC
::25h.vn::
Gophatdat.com
- BtoB
タイの有名ウェブショッピングモール
Thailand Shopping Mall for Thai Products
tarad.com(タラード)
- タイ最大のECサイト。
- TARAD Dot Comは1999年設立。
- 2009年楽天と資本業務提携を締結。
- 約16万店舗が出店し、商品点数は約140万点、会員数は200万人。
おまけ:日本の海外向け EC サイト
jshoppers.com
- 60カ国に50万人の会員を持つネットショップ。
- 海外在住の個人消費者へ日本の製品(主に衣類、雑貨などの身の回り品)販売する海外向け専門オンラインショップ。
- ニッセンのグループ会社。
日本からは直接アクセス出来ないみたいです。プロキシサーバーを設定することで閲覧できます。
参考サイト
- 金山軟件有限公司 – Wikipedia
- 中国でAmazonより人気の当当網 – 中国リアルIT事情
- 【中国EC通販レポート】タオバオ(淘宝网)による中国市場進出の可能性【カモメ中国BZ】
- 台湾PChome Onlineと米eBay,台湾向けに共同ブランドのECサイトを開設 – ニュース:ITpro
- derorenのホ~ムペ~ジ: 台湾の書店でネット通販(博客來網路書店編)
- eBay、韓国オークション大手 Gmarket 買収へ – japan.internet.com E-コマース
- 楽天がタイでEC事業に参入、「TARAD.com」を傘下に -INTERNET Watch
- 中国EC攻略の鍵は「中間層~富裕層へのリーチ」。 中国最大のポータルサイト「新浪網SINA.COM(シンランワン)」で効率的に中間層~富裕層を狙う |ECサポーター【Eサポ】
- 中国のポータルサイト大手『新浪網(SINA)』に日本ファッションEC サイトを開設 – livedoor ニュース
あとがき
冒頭でも書きましたがそれぞれの特徴を調べようと思っても、意外に情報がほとんどありませんでした。サイト利用経験者の方や、特筆すべき点をご存知の方がいらっしゃいましたらコメント欄で教えて頂けると嬉しいです!追記していけたらなぁ〜と思います。
「新浪商城」を追加しました。
「网」と記述されていたり、「網」と記述されている部分がありますが、同じ意味です。特に統一していません。