転職をする事にしました。
既にある会社からオファーレターを頂戴しサイン済みで、現職の退職日を調整しているといった状況です。
転職活動って体力的にも精神的にも削られるので、個人的にはとても嫌いです。
面接に落ちたとしても、「キャリアが合わなかっただけで人間を否定されてるわけじゃないので、気にする必要無いです」なんて世間では言われてますが、普通に凹みます。
そんな嫌いな転職活動が終わったのに、敢えてこの2ヶ月を思い出して文章に残しておこうと思いました。
真剣に悩んだこと、考えたこと等は残しておいた方がいいと先人達も仰っていますしね。
参考:「転職した文系おじさんからのお誘い」に触発されたおじさんの話
どうして転職するのか
日に日に募る想い
7年以上クライアントワークをやっていたのですが、ときどき感じてたんですよね。
- コミュニケーションツールを作っても、ユーザーとコミュニケーションするのはクライアントであって、自分ではない
- これはエンドユーザーの為になっているのかな?
- この修正ってクライアントの好みでやってるわけじゃないよね?
みたいな。
プロジェクトベースで動いていましたので、クライアントが変われば業界も変わり、求められるものも変わり、都度新しいことを知れるという面白さとか、良い点も色々ありましたが、もっと自分自身がユーザーに近い仕事を(継続的に)したいという思いが日に日に増していっていたのです。
(平たく言えば、受託が嫌になったという事かもしれませんw)
クライアントワークから自社サービスへ
転職を決意する前に、機会があったので自社サービスの運営担当に手を上げてみました。
- ユーザーに近い立場
- 一つのサービスについて、(品質を向上させるなど)継続的に実施
これらを満たせると思い、着任するわけですが、、、
ですが結局、コレじゃない感がずっと付きまということに。自社サービスであれば何でも良いということでないんですね。
そのサービスが存在している社会的な意義・理由みたいなもの(なんでも良いです、とにかく自分が価値を見いだせれば)がないと、正直やっていけないなぁと気が付きました。
「人々の実生活と世界にポジティブな影響を与える」という BuzzFeed 創業者ジョナ・ペレッティさんの言葉がありますが、非常に素敵な言葉だなと思っています。
どうせやるなら社会にポジティブな影響を与える仕事をしたいですよね。社会的動物である人の一員として、何らかポジティブだと思える行為をすることによって、やりがいを感じられるのではないか、そんなことを考え転職を決意しました。
自社サービスの運営担当は1年も経験しませんでしたが、この経験による気付きは、その後の転職活動において軸となり、無駄ではなかったかなと今では思います。
重い腰を上げた瞬間は元同僚のひとこと
色々悩んだり・考えたりしていましたが、私のこの重い腰を上げた元同僚の一言があります。
それは、「あちこち転職してみてわかったんですが、義理とか正直関係ないなぁと」という何気ないチャットの中でのひとことです。
自分が居なくなったら困るだろうなぁとか、タイミング考えないと迷惑かけちゃうなぁとか考えていましたが、「やりたいことが見つかった」のであれば、動くべきだと思えました。
やりたくなことを続けてパフォーマンスが落ち、そのうち愚痴をいい始めたり、まわりのメンバーにネガティブな影響を与えるような人材が残っていても、会社としても嬉しくはないでしょう。
転職活動
転職エージェントの利用
今回転職エージェントを2社ほど利用させていただきました。
「私が社会にポジティブな影響を与えていると感じられる仕事」という軸で業界、職種、内容を限定せず求人情報を求めたので、エージェントさんから面倒臭そうな奴だなぁと思われたかもしれませんw
まぁ、、「収入を下げたくない」という前提があるので、そうなると今までの経験をベースにした求人情報を主とするしかなくなるわけで、結果、なかなか応募のペースは上がりませんでした。
転職エージェントによると、平均20社以上の応募で内定となるケースが多いという話でしたので、しかも在職中の転職活動でしたので、3ヶ月くらい掛かっちゃうのかなぁ、、と覚悟しました。
履歴書・職務経歴書・ポートフォリオの作成
皆さんこれらの書類、どのくらいの時間で作り上げるんでしょうか。
自分のスキルの棚卸し、経験業務の(記憶)掘り起こし、考えや伝えたいことを文章にする、というこの作業ですが、工数にして計8人日程度掛かったような記憶があります。
仕事しながら8人日捻出するのは、結構難儀しました。途中、3連休があったのですが普通に徹夜とかしてましたw
それでも書類選考で落ちた
気合い入れて作った書類一式を書類選考に応募して落ちた時は、まぁ凹みはしますが、丁寧につくったからこそ、先方側から「スキルの不一致」だと面接することなく判断してもらえたので、時間を無駄にすることなく効率的だと思います。
ま、名誉のために言いますが、今までのスキルセットだとちょっと経験値が足りない職種への応募もあったので、書類で落とされることも仕方ないと思えます(負けず嫌い)。
もちろん面接したのに落ちたものも
仕事の打ち合わせだと普通に出来るのに、“自分のことを話す”というのはすごい苦手。転職活動関係なく、プライベートでも自分のことを話すのはあまり好きではありません、何故だかよくわかりませんが。
だからといって、いい歳したおじさんがモジモジしてても気持ち悪いだけですし、好き嫌いは別にしてコミュニケーションは取れると思っていますので、あとは経験、熱意や将来性をアピールできれば良いのですが・・・
「お人柄は良いが、未知への対応力が不明」という不採用の定型文をいただきました、、まぁ、仕事出来なそうに見えるってことですよねw
ちゃんと企業研究して、採用されたいという意思があるので面接を受けているわけで、不採用となった時の残念感はなんとも言えなかったです。
それでも、推測ですが、大学生の就職活動の面接に比べれば、きっと精神的な負荷は少ないのだろうなぁと思います。
グループ面接はありませんし、求人募集の時点で職種はある程度限定されていますので、先方からの質問事項も具体的なものが多いですしね。
転職活動結果
転職活動結果としては、6社に応募して内定1社という結果でした。
- 書類選考まで3社
- 面接まで2社
- 内定1社(別途現職の関連会社からオファーあり)
活動期間は、書類作成0.5ヶ月、エージェント相談0.25ヶ月、応募から内定まで1.25ヶ月、合計2ヶ月といったところでしょうか。
2018年初頭の求人数は近年では一番多いらしく、売り手市場だったことも影響してか、20応募必要という話からすれば、そこまで悪くはなかったように思います。
途中、現職の関連会社から部署異動(将来的に新会社へ転籍)オファーがあり、早く回答しないといけないのに、まだ内定出ていないという精神的に追い詰められた状況が生まれたりしましたが、最終的には全てタイミングよく収まりました。
ちなみにですが、内定が決まった企業はエージェント経由ではなく、求人サイトから唯一自己応募したところでした。
転職活動という形式的なものが嫌いなら
私みたいに一般的な転職活動が嫌いであれば、Wantedly みたいなサービスを使うか、人づてに紹介してもらうとか、そういった動き方もあったかと思います。
そちらの方が今風な転職活動な気がしますし、応募側としては気持ちは楽かなぁとも思います。
ただ、Wantedly に関して言えば、Web系とかスタートアップ系とかは多いですが、それ以外のカッチリ系(謎)求人はあまり取り扱っていないようなので、使い分けは必要そうです。
あと、過去にはDMCA問題とかあったし・・・まぁ私は一般的なフローでの転職活動を実施しました。
参考:ウォンテッドリーに見る、企業の風評対策の最悪手は「隠匿」 | More Access! More Fun!
おわり
とりあえず記録しておこうと思い書き出したので、ただ転職活動日記になってしまいました。
が、一つ言えるのは、自分の行動や他人の言葉からの影響は凄く大きいので、
- 考えたら行動してみる
- 人と話しをしてみる
というなんだか当たり前のことを、意識してやっていきたいなぁと、改めて思いました。