小樽観光なら運河クルーズではなく、青の洞窟クルーズが断然おすすめ
転職にあたり、少しの空白期間が生まれたのですが、その期間を利用して小樽・札幌観光をして来ました。
北海道観光そのものが初めてだったので、日本ガッカリ名所で有名な札幌時計台や場外市場などの定番はもちろん抑えつつ、2泊3日楽しんで来ましたが、中でも小樽の青の洞窟クルーズがとても印象に残っています。
青の洞窟クルーズとは
小樽運河発の船に乗り石狩湾へ飛び出し、ニセコ積丹小樽海岸国定公園の青い洞窟までの、全延長約12km(往復約80〜90分)を楽しく案内してくれるクルーズです。
3〜4月上旬は北海道観光に適さない
3〜4月上旬は、
- さっぽろ雪まつりは2月中旬で終わり
- 雪解けが始まり、汚い雪が残っている(道民の方がそう仰ってた)
- 新緑はまだ
- 4月下旬からサービス提供開始する観光施設・名所などがある
- 桜は4下旬〜5月頃開花
などがあり、タイミング的にはイマイチの様子。
青の洞窟クルーズも、この時期に乗船できるのは唯一1社だけでした。
4月上旬に青の洞窟クルーズが体験できるのはツウセンだけ
小樽青の洞窟クルーズbyツウセン
参考:青の洞窟クルーズ
そもそも洞窟クルーズを行っているのが2〜3社くらいだった気もしますが、他社さんは4月中旬・下旬からの予約受付。ツウセンさんは、2018年は4月7日から「トドウォッチング&青の洞窟クルーズ」を提供しています。
本当は4月1週目に旅行の計画を立てていましたが、このクルーズに合わせて日程を1週遅らせました。
自然を満喫できるクルーズ最高!
人によるとは思いますが、個人的には青の洞窟自体は感動があまりありませんでした。
本家?イタリアの青の洞窟はほぼ完全な洞窟だと思うのですが(行ったことありませんけどね)、小樽の青の洞窟は“洞窟”と呼んでいいものなのか、、いや、確かに洞窟ですが、入口と出口からの太陽の光と環境光が多く、もうちょっと閉鎖環境を想像していたので、期待が大きすぎたのかもしれません。
では何が印象的だったのかと言うと、
- カモメへの餌やり
- 石狩湾から見た岸壁
- 海上クルーズそのもの
このあたりが最高に楽しかったです。単純に自然との触れ合いが気持ち良いと感じる歳になったのかも・・w
1.カモメへの餌やり
これが一番楽しかったです。
青の洞窟からの帰路、かっぱえびせんを手渡されるのですが、かっぱえびせんを掲げるとカモメが突っ込んできます。
(カモメで合ってますよね?)
カモメの爪とか足とか刺さって怪我するんじゃないかという恐怖もありつつ、この瞬間は完全に時間を忘れました。
2.石狩湾から見た町や自然
小樽運河から出港し、青の洞窟に行くまでにも様々見どころ(観光スポット?)はあるのですが、普通に船上から見える景色が素敵です。
もちろん動物も。
3.海上クルーズそのもの
クルーズと聞いてカッコイイモーターボート的なやつを想像しましたが、屋根や手など一切なしの船で海を走行するので、波があるとそれなりに恐怖です。
当日、わりと風が強かったので船が結構跳ね、水しぶきも浴びました。(可哀想なことに船酔いしている方もいらっしゃいました)
釣りなどで海に出ている人は慣れているかもしれませんが、若干の絶叫マシン的な緊張感もあり、波のあった往路40分以上非常に楽しかったです。
ツウセンのクルーズで良かった点
ツウセンさん以外のクルーズに乗船したことないので、特別なものなのかは分かりませんが、
- ベンチコートの貸出が一人2着(膝下を守るのにも使う)
- 荒波等で引き返した場合は全額返金
- (前述の通り)むき出しの船で楽しい
- 骨盤矯正シートみたいな物が用意されており、お尻がいたくならない
小樽運河内の船なんて乗ってる場合じゃない
小樽といえば小樽運河のイメージが強かったのですが、運河を船で周回してもそこまで感動しなさそう。普通に運河沿いを歩くこともできますし。
写真でよく見る周辺に雪が積もっている冬や、緑豊かな夏、或いはナイトクルーズであれば素敵なんだろうと思いますが、4月はなんだか寂しい印象。
倍以上のお値段はしますが、海に出ていって自然を感じるほうが素敵な体験になるんじゃないかと思いました。
参考:
青の洞窟クルーズ:¥5,000
運河内ナイトクルーズ:¥1,800
東京でもお金払えば新鮮な魚介類は食べられますし、やっぱり自然(とか歴史的建造物)を感じるためにお金払うのが良いんじゃないかなぁと思いました。
4月、北海道はカバノキ花粉地獄
ちなみにですが、4月上旬だけではなく、人によっては4月全体が観光に適さない場合もあります。
北海道の森といえば、あの幹肌が白いシラカバの樹(森)を想像するかと思いますが、シラカバといえば花粉です。
この時期なのでお母さん方に伝えたいのだけど、子どもが果物を急に嫌いになったら気を付けてほしい。私は子供の頃スイカが大好きだったのだけどある時から喉が痒くて嫌いになって。父親は無理に食べさせようとしてたけど大人になってこれってわかった。子供の嫌いは自衛のこともあります、って話。 pic.twitter.com/ekYikOzFar
— た こ (@astraguls) 2018年3月20日
まさに私はバラ科の果物(生)が食せなくなったのですが、その元凶では無いかと思われるシラカバが、北海道には大量に自生・植樹されています。
私が観光したときはまだ芽吹いてなさそうでしたので大丈夫でしたが、暖かくなるにつれて花粉も舞い始めるでしょうから、そうなったら地獄ですね。
北海道では道南をのぞいてスギがほとんどないので、スギ花粉に悩まされることはありません。
(中略)
一方、シラカバは主に北海道や長野県に分布し、4月下旬から6月にかけてが花粉のピークです。最近では、このシラカバ花粉症に悩む道民が多く見られます。
スギのない北海道も花粉の季節到来 !! ハンノキが早くも飛散、4月からはシラカバ(tenki.jpサプリ 2015年03月28日) – 日本気象協会 tenki.jp
道民の12.6%が花粉症と診断された経験を持っていました
まぁ、そんなこんなで観光時期には注意したほうがいいかもしれませんよ。