近所で起きた殺人事件について

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今週月曜日に近所のショッピングモールのトイレ内で、アメリカ人女性がナイフで殺害される事件が起きた。

犯人は地元のムスリム女性である事が本日公のものになったが、これでアブダビの安全性やセキュリティのレベルが問われる事になった。

その原因の一つが、このムスリム女性の服装にある。イスラム圏の女性達が身に着けているアバヤ(abaya)や目元のみが開いたニカブ(niqab)等は服の内側が一切見えない上、着ている人が男だろうが女だろうがその区別すらつかない。

フランスとベルギー(他のヨーロッパも含む)ではこの様な理由から、2011年以降、顔を覆う民族衣装の着用、及び公共施設の利用を禁止する事になった。

昨今個人情報の取り扱いや、アイデンティティに関する問題にどこの国も敏感になってはいるが、
元々その国の文化として継承されてきた民族衣装や装飾物などが、この様な事件を基にマイナスのイメージとして世間に知れ渡ってしまうのは、少し残念な気もする。私が知る本物のムスリムの人達はそれは優雅に歩くし、漂う独特な香りに時々振り返ってしまう事すらある。

一方でこの事件をきっかけに、世の中のイメージとしては「あー、やっぱりアラブ系は…」こんな感じ方が正直な所だろうか?我々がついカテゴライズしてしまう「アラブ系」には実際もっと複雑な人種や独自の文化がそれぞれ存在するので、その話しは別の記事でまた紹介できたらと思う。

さて、本題について少しまとめると、今回の殺傷事件で、前日まで平和だったアメリカ人女性の家庭が一瞬で悪の手によって奪われてしまいました。残された11才の双子の子供達は今後どのようにケアされていくのでしょうか。更にこの女性はシングルマザーなので、元夫が子供達を迎えに来た後どの様に生活を再構築して行くのでしょうか?
私も母親になったばかりなので、この子供達、そして何よりもこの女性の無念な気持ちを考えると、言葉にならない感情に胸が締め付けられます。
それと同時に、「外国人がよその国で上手に長く生きる」と言う事は、
並大抵の意識ではやって行けないと言う事。いくら流暢に言葉が話せて仕事が出来たとしても、
アウェイで生活するためには、「自分はよその国に住まわせてもらっている」と言う意識を時々思い出すようにしようと思った。「親しき仲にも礼儀あり」日本の良い言葉を見つけました。

ドバイのサンセット

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