東南アジアの美容、ボーケット豆シャンプーについて調べてみた
ボーケット豆シャンプーについてはなかなか日本語の情報を掲載しているページが無かったので、折角なので調べたことをメモしておきます。
仕事の都合で美容について調べていたわけですが、ベトナムには伝統的な手作りシャンプーがあるということで、今となっては日本製のものも含め、市場にシャンプーが普通に販売されているので、態々作らないということですが、20年前はいつも使っていたようです。
んで、このシャンプー、何が良いのかといえば
- 地肌に良く、抜け毛対策になる
- 髪が黒くなる
と言われているらしく、ベトナム(フィリピンも?)のスパとか美容系サービスではメニューとして存在もしているようです。
->古都フエに見る美の源流/Roots of Vietnam Beauty | ベトナムスケッチ – 5ページ目
シャンプーの原料となる乾燥ボーケット豆とは
豆シャンプーは、ボーケット(実)という植物を乾燥させたものを原料とします。
その正式な名称はマメ科サイカチ属ボーケット(Bo ket/bồ kết)かと思われます。
bồ kết とは、Google 翻訳によると「イナゴ」のことのようで、確かに見た目がイナゴに見えなくもない。
生の物でも種が入っているだけで固いので、食用ではないです。
ボーケット豆シャンプーの作り方
- 3~5分ほどボーケット豆をフライパン等で加熱。
- さやごとボーケット豆を砕く。
- そのあと、花、レモングラス、ウコン、みかんの皮、ばんぺいゆの皮など好みの香りになるように組み合わせてボイル。
- それらのエキスを抽出(濾す)し、水を入れて量を調整
で完成です。それっぽい色が出ています。
日持ちしないらしいので、作ったら半日以内に使用しないといけないみたいです。シャンプーする度に毎回作るの面倒ですねw
あと、豆のみでも問題ありませんが、何もしないと香りはあまり良くありません。臭いとは言わないけど、なんとも言えない香り。植物って感じ。
写真付きの作り方の説明はこの辺りにあります。
->シャンプー豆
ボーケット豆の使用感
ま、実際に私が使用したわけではないのですが、、、
泡立ちはしません。若干トロみというかぬるぬる感があり、洗浄力については市販のものと比べてはいけないと思いますが、しっとりスベスベになるらしいですよ。
ボーケット豆シャンプーを使用する際は、つやを出すためにココナッツオイルと組み合わせるのがオススメだそうで。ココナッツオイルは洗った髪の毛先につけ、そのあと全体的になじませる。ベタつきやすいので少量にすること。
あと聞いたところによるとあまり保湿力がないらしいとのことで、肌が乾燥しているときは、あまり使わない方がいいみたいです。
- 美髪の秘密「豆シャンプー」 ( その他美容と健康 ) – ロハスと和の生活で綺麗になる★。.:*:・’゜ – Yahoo!ブログ
- 手作りの豆シャンプー。・*☆ ( その他美容と健康 ) – みわはの着物日記。・*☆ – Yahoo!ブログ
どこで手に入るのか
日本でのボーケット豆の入手は難しそうです。※さや付
と言ってもすでにシャンプー状態になっているものなら日本でも購入できるかもしれませんが、シャンプー大国の日本で需要があるともあまり思えないので正直わかりません。
ベトナムの方へのお土産として日本のシャンプーは喜ばれるようなので尚更、ね。
ボーケット豆成分を含んだ製品化されているシャンプー達
ベトナムのスーパーなどでは普通に手に入ります。
この写真のものは、スーパーなど複数店舗まわって購入したものです。
商品棚で言えば、下の方にそっと置いてあるくらいで、ベトナムでも主力のものって訳では無さそうです。
ボーケット豆を輸入したい場合は・・・
関係省庁に確認をしてみました。
輸出入通関手続や税番・税率等に関するお問い合わせ : 税関 Japan Customs
03-3529-0700(東京)
↓
厚生労働省 東京検疫所 食品監視課
03-3599-1520
↓
植物防疫所/植物防疫所へのお問合せ先
横浜植物防疫所業務部本船貨物担当:045-211-7152
この辺りの情報を元に、輸入代行業者に委託すれば手に入ることでしょう。
実際に渡越南して持ち込む時は、空港の植物防疫所で必ず検査を受けましょう。空いてれば(量にもよると思いますが)数分程度で終わると思います。