玄関土間、ポーチ外床部分にニッタイ工業のタイル コニック CNI-30-50
昨年2017年3月に、総合タイルメーカーのニッタイ工業ショールームに足を運び、玄関の土間部分、玄関外の外床部分のタイルを数百種類!?から選んで コニック CNI-30-50 に決めました。
参考:総合タイルメーカーのニッタイ工業ショールームに行ってきました。土曜にゆったり外床タイルを物色!
注文住宅竣工後3ヶ月ほど使用したので、感想と共にタイルをお探しの方へ向けてレビューを置いておきます。
コニック CNI-30-50 に決めた理由
住宅用タイルを製造しているメーカーはいくつかあるようですが、なぜニッタイ工業さんから選んだかというと、セキスイハイムの外構担当に教えていただいたのがきっかけです。
「性能が悪くなく、安いタイルって他にありますか?」と聞いて教えていただいたのがニッタイ工業さんのロマーニⅡという商品でした。
※ ニッタイ工業さんのタイルは「安い=劣る」ということではなくて、「安い商品も取り扱っている」ということですので、その辺よろしくお願いいたします。(別に詳しいわけじゃないけどショールームに足を運んだ印象で)
ロマーニⅡ というタイルを教えてもらいながらも、なぜ コニック にしたかというと・・
- 30cm x 30cm で ¥4,000台
- 水に濡れても滑りにくい
- 暗めの色
という自分の条件の中で、サンプルを見比べた上で一番良いように思えたから、です。
30cm x 30cm で ¥8,000台あたりになってくると、明らかに色の入り方など綺麗なものがありますが、それなりにタイルの枚数が必要ですから、予算の都合上¥4,000台/枚というのは大事なポイントでした。
玄関ポーチ床部タイル
さて、コニックの施工の結果です。
側面部もタイル仕上げにしてあります。
写真はかなり天気の良い日に撮影しています。
玄関土間部タイル
こちらは夜。玄関の照明(温白色)のみの明かりです。
コニックの良かった点・悪かった点
正直もうちょっと暗め(黒め)のものが良かったですが、そのあたりはサンプルで確認していますので残念な気持ちにはなっていません。
で、コニックの表面はかなりザラついていて、雨などで濡れても全く滑らない点もサンプルで確認していたのですが、実際に住んでみて表面がザラついていることのデメリットに気が付きました。
表面がザラついていると、靴の泥汚れなどがタイルに付きやすく、また、砂・砂埃などホウキで掃いても結構掃き出しにくいことがわかりました。
水を流せば問題ありませんが、屋内土間を水洗いするのは少々面倒です。(木部が濡れたらしっかり拭き上げる必要がある)
とはいえ、デメリットといえばその程度で、それなりに満足しています。
タイルにするなら覚えておきたい白華(はっか)現象
タイルが、雨などで水にさらされると、タイルを接着しているセメント(モルタル)から水酸化カルシウムが溶けだし、空気などと反応し炭酸カルシウムがタイル上に残ってしまうそう。
その現象のことを「白華(はっか)|エフロレッセンス」と呼ぶそうです。
今のところ白華現象は起きてないと思うので良いですが、水で流しただけでは落ちないらしく、専用の洗浄液(白華除去剤)や希釈酸で化学反応させて落とす必要があるみたいです。
ただのコンクリート仕上げであれば白華も目立たないと思いますが、タイルにすると目立つでしょうからね。ケルヒャーなどの高圧洗浄機などで、タイルごと削り取らないように覚えておきたい点かと思います。