テプラ?いや、ラベルライターです!P-TOUCH CUBE PT-P300BT レビュー
テープに印字するやつ、と言えばテプラですよね。
「テプラ」と聞いて「知らない」と答える人はいないのでは、と思うくらい、世の中に普及していると思うのですが、この度わたくしも印字してテープ(シール)をペタペタする必要が出てきたので、色々調べた結果ブラザー工業の「ピータッチキューブ」を購入しました。
スマートフォンから操作できる、なかなかおしゃれなプリンターです。
テプラではなくラベルプリンター(ラベルライター)
ウォークマン的な話です。
シールを(に)印字するもの全般をテプラと呼んでいたのですが、「テプラ」というのは、株式会社キングジムの商品名。
一般名称はラベルプリンター、またはラベルライターと呼ぶそうです。今回始めて知りました。
ちなみに、「テプラ」はテープライターを略したもの、だそうです。
参考:テプラ – Wikipedia
ラベルプリンター(ラベルライター)を探す
数十年前からテプラを利用した経験はあるのですが、
- あの小さな液晶の中で、印刷のプレビューを確認しなければならない
- 入力が難しい(キーが推しにくい、文字の変換が判りづらい)
ということを昔から感じており、まさかこのご時世の利用方法が10年前のそれだけのはずがありません。
当然パソコンやスマートフォンから利用できる製品が出ていました。
個人的に、キングジム テプラPRO SR5900P は色々調べた中で最高の評価。(※最上位モデルは別にあり)
- USB接続、有線LAN・無線LAN接続
- Windows/Mac OS/iOS/Android対応
- オートカッター
- デザインが良い
しかしながら、価格が20,000円とかなり高額。大量の備品管理するわけでもありませんし、流石に業務とは言え個人でちょっと使う程度で、そこまでは出せないなぁという印象。
お値段そこそこで、パソコンかスマートフォンから操作できて、見た目が悪くないもの・・・と探しているうちに、ブラザー工業の P-TOUCH CUBE PT-P300BT にたどり着きました。
スマートフォンアプリから利用する
P-TOUCH CUBE は、P-touch Design&Print というスマートフォンアプリから利用します。
スマートフォンとの接続は、Bluetooth で行います。
逆にパソコンから利用することが出来ません。ですので「パソコンで複雑なデザインを制作してラベルにする」ということはできません。
使用頻度が高くないなら乾電池で
P-TOUCH CUBE のお値段は5,000円ちょっと。先程の20,000円と比べればかなり購入し易くなっています。
ですがこの価格について一つ注意点があります。AC アダプターが付属していません。AC アダプターは別途購入しなければなりません。
純正のアダプターが3,000円弱するようなので、私はしばらくは電池で使用することにしました。
アルカリ乾電池、10本で約350円。随分と安価になったものです。
純正テープが高い
ラベルライター、お前もか。
家庭用プリンタのインクが高額なことはよく知られていますが、ラベルライター P-TOUCH CUBE も純正テープ(TZeテープ)は高額です。
大体1本で1,000円前後。純正TZeテープでなければ、6本(6色)で2,000円ちょっとで購入可能です。
テープの幅、長さで当然値段も変わりますので、ご自身で比較される際にはご注意してください。
サードパーティー製のものは印字がかすれるなんて口コミもありましたが、私の場合今のところ不具合ありません。
ちなみに、ラベルテープのカートリッジは、電池を入れる側面とは反対側の側面の蓋を外して装着します。
唯一の欠点?毎回ハサミが必要
これ結構ラベルライター的には最低な仕様だと思うのだけど、毎回印字したテープを切るためにハサミが必要です。
どういうことかというと、例えば、スマートフォンアプリから「テスト」と印刷すると・・・
本体からテープが出てくるので、本体付属のカッター(ボタンになっていて、ボタンを押すとテープがまっすぐにカットされます。)でカットすると、下記写真のような状態で出てきます。
左側の、黒いコロン「:」のようなものは、「このポイントでハサミで切ってください」の印になっています。
左側の何も印字されていない部分からコロンまでは「テープ送り」といわれ、カットせずに連続して印刷するのであれば、スマートフォンアプリの設定で「テープ送り:なし」にすれば良いのですが、1枚印字して使いたい様な時は、この部分が毎回無駄になります。
テープは無駄になるし、ハサミでまっすぐ切らなければいけないし、んー、これ結構ひどいと思う。
P-TOUCH CUBE の満足度は高い
「結局どうなんだ?」と言われれば、オススメではあります。
批判しておきながら何言ってんだと言う感じですが、私の使い方としては、1度に何十枚も印字するわけではありませんので、(しぶしぶ)ハサミで切ってます。
その点以外は、お値段からしてもいいと思うんですけどね。
ただ、お金に余裕があるのであれば、キングジム テプラPRO SR5900P がやっぱり良さそう、ということもお伝えしておきます。