MacBook Pro 2016 は AUKEY ACアダプター 60W PA-Y6 で充電できるのか【出来た】
MacBook Air 2012mid をメインとして使ってた時、サードパーティの充電器をひとつ買い足して、ひとつはオフィス、ひとつは自宅といった形で運用してました。
買い足した理由というのは、残念な話なのですが Air なのに2〜3時間しかバッテリーが持たなくなってしまったころに、常に ACアダプター/バッテリー を持ち歩くのが面倒だったからです。
そんな ACアダプター が2個ある状況に慣れてしまったので、MacBook Pro Late2016 用にも使える ACアダプター を購入しようと思いまして。
Amazon Cyber Monday で購入した AUKEY ACアダプター 60W PA-Y6 レビュー
Amazon でセールが開催されていたので探してみたところ、ちょうど USB Type-c に電源供給出来る製品を見つけたので即購入。
MacBook Pro に早速接続して、Mac のシステムレポート > 電源
でそれぞれ接続時の状態を見てみました。
- Apple 純正アダプタ時の[AC充電器の情報]:
- 接続済み: はい
- ID: 0x1655
- ワット数(W): 60
- シリアル番号: C4H642403DHGN8RAR
- 名前: 61W USB-C Power Adapter
- 製造元: Apple Inc.
- ハードウェアのバージョン: 1.0
- ファームウェアのバージョン: 1090011
- 充電中: はい
- AUKEY 60W PA-Y6時の[AC充電器の情報]:
- 接続済み: はい
- ワット数(W): 15
- 充電中: はい
AUKEY PA-Y6 接続時の情報が少ないのは仕方のないこと(?)かもしれませんが、とりあえずちゃんと電源が供給されているということが MBP に認識されているのは確認できました。
AUKEY 60W PA-Y6 は USB PD に対応してないので、規格上これが上限ということかしら。
ちなみに、AUKEY PA-Y6 には MBP 以外のデバイスは接続していません。
とりあえず今日のところは2時間程度充電に使ってみましたが、アダプタ、ケーブル、MacBook Pro、どれも熱くなっていませんでした。純正で充電したほうが W数 が大きいので当たり前かもしれませんが熱くなりますね。
15W しか出ないなら他の製品の方が良かったかも・・・
本来 60W 必要なところに 15W しか供給できていないということは、単純に充電に 4倍 時間がかかるという事でしょうか?(電圧と電流の関係で決まるからそんな単純ではない??)
本製品は24W対応のため、61Wを必要とするMacBook Proの純正電源アダプタに対して充電速度が約60%低下してしまいますが、MacBook Proを始め、スマホではない限り短時間しか充電する時間がないというシーンは非常に少ないと思われるため、問題はありません。
上記製品であれば、1ポートではあるものの 24W で供給できるということですので、こっちの方が良かったかなぁとちょっと思っています。
他に、リンク先では「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery (60W 5ポート Power Delivery搭載 USB&USB-C 急速充電器) A2053511」を紹介しておりまして、こちらは45Wで給電できるのを確認したようです。ただね、販売終了しているようでして。
本製品はトータル60W出力なのですが、USB-CポートにMacBook Proを接続した場合は45W給電として認識されることが確認されています。これは、純正アダプタの73%の充電速度に相当します。さらに電源の差込口は通常のコンセント形状なので、他のコンセントタップ口を塞いでしまう心配もありません。こちらもかなりコスパが最高ですよ!
後継機はこれかな?
中間にモニターアダプタ/マルチアダプタをかましたらどうなるか
一応、主には純正のアダプタを利用しようと思っているのですが、せっかくなので
「AUKEY PA-Y6」 ↓ 「Lumsing 変換アダプタ Type-C to HDMI」 ↓ 「MacBook Pro 2016」
と接続した時の状態も確認してあとで追記します。
連結接続してみました。
同様にシステムレポート > 電源
で確認してみたところ
- Lumsing マルチアダプタ経由 AUKEY 60W PA-Y6時の[AC充電器の情報]:
- 接続済み: はい
- ワット数(W): 5
- 充電中: いいえ
10W 減の 5W しか出てないですね、、これだと消費電力が給電量を上回って使いながらだと充電されなそうです。
間に余計なものが挟まると W数 が下がるということは、、純正ACアダプタでも下がってそうですよね。ということで純正でも確認してみたところ
- Lumsing マルチアダプタ経由 Apple 純正アダプタ時の[AC充電器の情報]:
- 接続済み: はい
- ワット数(W): 55
- 充電中: いいえ
ということでして、5W減してました。「Lumsing 変換アダプタ Type-C to HDMI」は USB PC に対応しているはずですので大きい W数 を扱えるはずですが、減衰してしまうんですね。
スマホやタブレット用のハブとして購入する分にはいいと思いますが、MacBook Pro を充電するためには使えないですね。いや、使えるっちゃ使えますがあくまで緊急用かな。
「Lumsing 変換アダプタ Type-C to HDMI」単体については、この辺でレビューしてます。
おまけ
ケーブル類については注意して使いましょう
参考:「USB Type-C」問題と安全に使える製品のまとめ―規格の解説やチェック方法など | AndMem
「AUKEY PA-Y6」と「Anker PowerPort+ 1 USB-C Quick Charge 3.0」ですが、CC短絡されているので機器によっては故障を招く可能性があるなんて話も
参考:USB Power Deliveryの規格について調べてみた | HANPEN-BLOG
んー、ちょっと買うのが早すぎたかしら
※ 本ページ上の MacBook Pro は 13-inch, Late 2016, Two Thunderbolt 3 ports の事です。